施設のご案内

静かな環境で癒しのときを

三方を山に囲まれた静かなたたずまい。 自然との共生を目指す、環境にやさしい文化財の宿です。 四季折々の自然と、歴史ある建築が一体となった上質な空間、 豊かに湧いてあふれる天然温泉と、素材を大切にした会席料理。 心と体を癒す極上の休日をお過ごしください。

100%かけ流し天然温泉

3本の上質な源泉に恵まれた当園では、加熱も加水もしない新鮮な天然温泉を、最良の状態でご提供いたします。

泉質はアルカリ性単純硫黄泉で、体が芯から温まり、神経痛・リウマチ・切り傷・皮膚トラブルなどにお悩みの方にも喜ばれております。

泉質は日本屈指と言われるこの湯を、かけ流しで存分にお楽しみください。

<立ち寄り湯 翠山の湯のご案内>
ご宿泊でないお客様にもお気軽にご利用いただける立ち寄り湯です。
大浴槽や露天風呂などで、溢れるほどのお湯をお楽しみください。

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木造建築の博物館

大正期、別荘として建てられ、昭和十一年に増築して旅館として営業を始めた当園の建物は、その後増築を重ねて現在の姿になりました。
戦後の増築部分は、京都の著名な数寄屋師・笛吹嘉一郎の意匠で、随所に数寄の技と遊び心を満載した仕上がりとなっております。専門家からは「まるで木造建築の博物館」との言葉を頂いております。

昭和三十一年及び三十八年に昭和天皇皇后両陛下の御仮泊の栄に浴した「桐」「千鳥」の二部屋は、「行在閣(あんざいかく)」と命名され、山を借景にした庭園と一体的な構造の近代和風建築です。

四つの茶室と水屋からなる茶室棟は笛吹嘉一郎設計施工。特に山月亭は表千家の代表茶室「残月亭」の写しです。また山水園入口にある茅葺きの門は、奈良・慈光院・茨木門の写しで、二階は茶室になっています。これも笛吹嘉一郎の設計施工です。

ロビーは昭和二十年代と三十八年に作られたものが融合した作りで、大正・昭和のロマンが漂う、アンティークな雰囲気を醸し出しています。なお、ロビーに隣接する図書コーナーにはパソコンを用意し、インターネットをご利用頂けます。

多くのお客様をおもてなししてきた当園の建物は、材料や構造が優れているとともに職人から宿泊者まで地域、日本を代表する人々が関わった質の高い建築物であることが評価されて、国の登録有形文化財となりました。
時を経た木造建築ですので、お客様に気持ちよくお過ごしいただけるよう、清掃・手入れに心をそそぐとともに、この建物を後世に伝えるべく、日々努力しております。

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三種の庭園


当園には、日本庭園の三つの様式、すなわち池泉庭園・枯山水庭園・露地(茶庭)が巧みに配置され、四季の花や新緑・紅葉をお楽しみいただけます。この三つの庭園は、連続していながら其々が独立しているという点でも評価をいただいております。

池泉庭園は回遊式で、大正期の作庭です。また枯山水と露地の作庭は昭和二十年代、京都の庭師・後藤重栄の手によるものです。

山を借景にした庭園は、建物と一体となって質の高い空間を創りだしております。今後ともこの良好な景観を維持し、良い環境作りに心がけ、癒しの場を保っていきたいと考えております。

なお、ご宿泊でない方も庭園散策をお楽しみいただくことができます(有料。日時に制限がございます)。

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心に響く和のお料理

素材の持つ味わいを大切にした和食は、ユネスコ無形文化遺産にも登録され、今や世界から注目されています。
当園では、素材の味を大切にする和食本来の伝統を守り、地元産を中心とした新鮮で安全な材料を、心を込めて調理致します。
温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちにお客様のもとにご提供できるよう心がけております。
目で楽しみ舌で味わい体が喜ぶ、和のお料理でおくつろぎください。 詳しくはこちら >>

<庭園レストラン臨水のご案内>
臨水では、和食や和風肉料理等を手軽にお召し上がりいただけます。
立ち寄り湯や庭園散策をご利用の際には、六角形の洒落た建物で庭園を眺めながら、お昼のひとときをゆったりをお過ごしください(昼食のみの営業です)。 詳しくはこちら >>

季節限定のお料理や新メニューのおしらせ、桜まつり・観月会など季節の催しのご案内などは「宿からのお知らせ」をご覧ください。